こんにちは!キャリアデザイナーのNANAです^^
就活始めたばかりなのに、やることありすぎてもうつらい!って既になっていませんか??笑
私もそうだったのでめっちゃわかります。。。
最近、学生さんから「業界研究はいつからするべきですか?」「業界研究ノートってなんですか?」「業界によって給料とか休みとか全然違うんですよね?」などなど業界についての質問を沢山いただくようになってきました。
そもそも業界についてなんて今まで考える機会もなかったし、ぶち当たって当然の壁だと思います、、、
今回は手っ取り早く、就活における業界研究はいつから始めるべきか?やり方やノートの書き方について、詳しくご紹介していくので安心してくださいね!
業界研究はいつから始める?業界研究のベストな時期
業界研究をいつから始めるのがベストな時期かを解説していきます!
業界研究は、大学3年生の夏頃〜秋頃くらいから始めるとベストな時期だと一般的に言われます。
この時期から夏のインターンシップも開催されるため、直接企業と接点を持つことで生の業界情報が得られることも多々あります。
ただ、準備は早いに越したことはないですし、社会に対する知識量の多さは面接での志望動機や業界の志望理由、自分の将来ビジョン等を聞かれた際に面接官を納得させる回答の材料となるので、業界研究をいつから始めるか迷ったらできる人はもっと早めに開始するのが良いでしょう。
エントリー開始前の2月までに大体の業界研究が済んでいる状態まで持っていければ、非常に効率的かつ有利に就活を進めることができます。
大学のテストやレポート提出の時期は、非常に忙しくなると思いますので、逆算して両立できるスケジュールを立てていってください。
例年、希望する企業に内定したのにも関わらず留年して努力が水の泡になってしまう学生さんが多くいますので、気を抜かず学生生活と就活の両立をしていきましょう!
就活のための業界研究の方法とやり方
就活のための業界研究の方法とやり方を就活生のためにまとめました。
就活のための業界研究の方法おすすめ
就活のための業界研究の情報を集める方法は以下です!
業界研究セミナー
全体の動向把握にも深く理解するためにも役立ちます。
大学内で実施されるものや、人材会社が主催しているもの等様々あります。
直接様々な業界の人の話が聞けるなかなか無いチャンスですので他の手法と並行しながら生の情報も集めていきましょう。
中にはグループディスカッションをしながら業界について学べる一石二鳥なイベントもあるので興味のあるものを探してみて下さい!
書籍
就活の業界研究でおすすめの本は、ほとんどの学生さんが一度は目にしたことがあるであろう「業界地図」や「会社四季報」に加えて、「〜業界がわかる本」のようなそれぞれの業界に特化した業界本です。
流れとしては「業界地図」を読んで業界の全体概要を理解し、業界本を読んで理解を深めて「会社四季報」でその業界の有名どころの客観的な企業情報を得る方法がおすすめです。
新聞、newsサイト
新聞やニュースサイトではリアルタイムの情報が収集できるため就活の間だけでも会員になることをおすすめします。
面接でも未だに最近の気になるニュースが聞かれたり、この業界をよくするためにどうしたら良いかを聞かれたりすることがあるので最近の業界動向は頭に入れておいた方が安心です。
OB、OG訪問
OB、OG訪問とは自分の志望業界で働く先輩にお話を伺うことです。
書籍やインターネットなどで業界研究を行ってもわからなかった部分や、生の情報を得ることに適しています。
事前にきちんと最大限の業界研究を実施し、聞きたいことリストを作成して臨みましょう。
おすすめの質問例としては「同業界の強豪他社と比べた時に自社の強みはなんなのか?」、「将来的に業界内でどんなことを達成しようとしているのか?」等です!
とにかく一般の情報サイトからは収集できない情報を聞いていくのがおすすめです。
大学のキャリアセンター
大学のキャリアセンターでは先輩方の就職実績がわかるため、自分の所属学部の先輩がどの業界に就職しているのかを見て、向いている業界や求められている業界を知ることができます。
ガイダンスやセミナーなども定期的に実施されているため他の方法と並行しながら取り入れてみてください!
また、余談ですが、その大学から採用をしたいと思っている企業の求人情報があるケースもあります。
各業界団体のホームページ
それぞれの業界の企業が加盟している「〜業界協会」というような業界団体のホームページも非常に便利です。業界動向や展望を示したデータを載せている団体もあり、最新情報が定期的に更新されるためこまめにチェックすることをおすすめします。
就職情報サイト
就職情報サイトは多くの業界の情報が網羅的に載せられているため導入として業界の一般知識を知ることに適しています。まずはどんな業界があるかを知りたい場合は就職情報サイトの一覧から知ることも一つの手です。
就活のための業界研究のやり方
就活のための業界研究のやり方は以下です!
①業界全体の概要を広く学ぶ
業界の一覧と各業界の動向を大まかに把握します。
市場規模やその動向、有名どころの企業のラインナップやシェアなど概要を抑えましょう。
②志望業界の特徴を深く掘り下げて学ぶ
扱っている商材やサービス、顧客、直面している課題、業界内で常識レベルの知識、用語などを調べていきましょう。
「What(何を)/Who(誰に向けて)/How(どうやって)」提供しているか、と職種の種類と働き方、業界内での常識レベルの知識をある程度理解できている状態になれば合格です。
顧客については「BtoB(企業対企業のビジネス)」、「BtoC(企業対一般消費者のビジネス)」など種類が分けられるので要確認です!これによって働き方や顧客との関わり方がかなりかわるため、判断材料になります。
また、面接では、業界知識があるか直接深掘りされるケースがありますので上記をしっかりと理解して臨みましょう。
最近の学生さんの例では、IT企業の説明会中に「コードって知ってる?」、「上流工程と下流工程って何のことだかわかる?」と質問され、答えられなかった場合は志望度が低いとしてその段階でお見送りとされたケースや、地方テレビ局の役員面接で「この業界の課題とあなたが思う解決策はなんですか?」という質問をされ、業界研究した内容と自分の考えを述べた結果、その場で内定をいただけたケースがありました。
このように選考企業の理解だけでなく、業界の一般概要を理解していることで志望度が図られることもあります。
③業界の成長性や安定性を確認する
②の流れに含まれますが、業界の成長性や安定性を必ず確認するようにして下さい。
業界の中には、成長真っ只中で変化が目まぐるしい業界もあれば、成熟してある程度安定した基盤が確立された業界もあります。
基本的には、業界が若いと成長性が高く、業界の売上高が高い程安定性があると言われています。
この成長性と安定性の塩梅で働き方や裁量権、労働条件などが左右されることがあるため、キャリア形成にも大きな影響を与えます。
例えば、体育会の学生さんなら一度はなんとなくみてみるスポーツ業界ですが、ビジネスモデル的に収益が外部要因に左右されやすいため、業界全体の売上高が低いと言われています。
そのため、他の業界と比べて全体的に給与が低く、長く勤めても給与が上がりにくいという現状があります。
また、縮小傾向の業界では、入社をしても長く働いていくことは難しい可能性もあります。
ただし、これらは客観的に業界をみた時の評価ですので、自分が条件を度外視しても「この業界で成し遂げたいことがある!」という場合は別の話になります。
業界の成長性、安定性を自分の企業選びの軸、キャリアプランと照らし合わせて慎重に考えていきましょう。
※業界研究に時間をかけすぎないこと!
内定を取るためには、自己分析、業界研究、企業研究、ガクチカ・自己PR作成、面接対策、適性検査対策、、、など業界研究以外にも沢山揃えなければいけない武器があります。
業界研究が完璧になっても他の対策ができていなければ内定は取れませんので、今は業界研究だけ熱心にやって終わってから他の対策をして選考に進む!というやり方は危険です!
業界研究と並行して冒頭に述べた他の準備を進め、どんどん選考を受けていきましょう!
です。
業界研究はどのくらいやる?業界研究はどこまでやるべき?
業界研究をどのくらいどこまでやればいいか?について考えていきます。
前述の通り「What(何を)/Who(誰に向けて)/How(どうやって)」提供しているかというビジネスモデルに加え、職種の種類と働き方、業界内での常識レベルの知識をある程度理解できている状態になったら基本的には充分です。
もう少し時間を割けそうであれば、大まかな業界の流れを理解しておくと良いでしょう。
目安としては過去3年から10年くらいの間の流れについてさらっておけると安心です。
いつ頃から大きな動きがありどの企業が台頭してきているかなどを把握できると、業界の課題点や今何を目指しているかなどが見えやすくなるため、企業研究のフェーズになったときに各企業が力を入れている部分とその理由がわかりやすくなります。
就活に役立つ業界研究ノートのまとめ方
就活に役立つ業界研究ノートのまとめ方についてレクチャーしていきます!
業界研究ノートは業界を深堀していくときにとても有効な手段ですのでどこまでやればいいのかイマイチわからなかった人はこちらを実践してみましょう!
具体的に抑えるべき項目をお伝えしているので、以下の項目を全て埋めてまとめてみて下さいね!
①業界名
業界カテゴリ分けが大分類、中分類、小分類があるので仕事内容で細かく分けておくと比較しやすいです。
大分類は一般的に役割ごとに分類されており以下8つです。
- メーカー・・・ものをつくる
- 商社・・・ものを動かす
- 小売・・・ものを売る
- サービス・・・無形のものを売る
- 金融・・・お金を動かす
- マスコミ・・・情報を伝達する
- ソフトウエア・通信・・・情報に付加価値をつけ売る
- 官公庁・公社・団体・・・国や地方公共団体を動かす
メーカー・食品・菓子や、サービス・不動産・ディベロッパーなどのように大分類、中分類、小分類で記載しておきましょう!
②市場規模
対象業界の市場規模を調べましょう。業界地図や業界動向サーチを利用したり各業界団体のHPにある資料を見たりして情報を得られます。
市場規模の大きさによって、携われる案件の大きさが変わったり、給与などの雇用条件に差が出ることもあります。
他の業界との市場規模の比較や、その業界の市場規模の推移を見ていくとその業界の現在の立ち位置や動向が見えてきます。
③事業内容・ビジネスモデル
事業内容、ビジネスモデルは収益性や将来性を大きく左右する要素であり、入社後の働き方を決める要素なので非常に重要です。
「What(何を)/Who(誰に向けて)/How(どうやって)」提供しているかを整理して必ず記載しましょう。
各業界の一般的なビジネスモデルを知ることで、企業研究の段階で、各企業の強みの把握がしやすくなります。
また、ビジネスモデルのあり方がその業界の大体の利益率を決めてしまうので、将来性のある企業に就職するために業界のビジネスモデルは理解しておきましょう。
④仕事内容
具体的に職種を調べ、それぞれの仕事内容について記載しましょう。
同じIT業界でもシステムエンジニアの仕事と営業の仕事は全く違いますよね。
一社員として自分がどんな仕事をするのか?という視点で調べていきましょう。
自分が適性があるのか、どんな人が求められているのかなどを知る手がかりになります。
OB・OG訪問ができると実際の現場で求められる資質や活かされる強みなどがより具体的にわかるので先輩がいる場合は聞いてみましょう。
⑤魅力、メリット
業界の概要や特徴を理解したのち、他の業界と比べてどんなメリットがあるかや自分の感じた魅力を記載してみましょう。
世間一般で言われている魅力は勿論ですが、自分が働く上で魅力的に感じた部分を書き留めておけると、志望動機を作成する際に人事に評価されるオリジナリティの高い内容を作ることができます。
⑥課題、デメリット
良い部分や魅力だけでなくその業界の課題やデメリットについても記載しておきましょう。
例えば深刻な人手不足の問題や、長時間労働、価格競争の熾烈化、商品寿命の短期化など業界によってさまざまな課題があります。
企業によっては面接で業界の課題について質問したり、その改善策について自分なりの意見を求められることもあるため、対応できるようにしておきましょう。
⑦成長性、安定性、将来性
長期的な視点で働いていけるかを判断したり、成長性、安定性、将来性について知っておく必要があります。市場規模やビジネスモデルを参考にしたり、社会の動向に着目してそれぞれの業界の今後の見通しを記載しておきましょう。
ここ数年の業界の動きを抑えておけると安心です。
成長性に関しては利益率の高い業界であれば、再投資が見込めるため安定的な成長が期待できます。
必ずしも労働条件とこれらの高さが比例するものではありませんが、業界として市場規模が小さく大きな変革を見込めない場合は、給与面やキャリアアップという点で働き手があまり良い条件で働けないことが多々あります。
⑧社員の平均年齢と平均年収
平均年齢については平均年齢が低い業界であれば、若いうちからポストにつけるなど、若手の活躍の幅が広いことが多いです。
反対に、平均年齢が高い場合は古くから基盤を築いてきた、ある程度安定性のある業界であることがわかります。
平均年収に関しては、高い業界はビジネスモデルが優れており、利益率が高い、社員一人あたりの生産性が高い傾向にあります。また、利益を社員に還元しやすい構造になっています。
年収の優先順位は、それぞれの仕事の目的や実現したいビジョンによって変わってくるものですが、生活する上で不可欠な項目です。必ずチェックしておきましょう。
平均年齢と平均年収は、入社後の働く環境や自分の将来像をイメージするための指標の一部となります。
⑨業界内の有名企業、トップ企業
業界内の有名どころの企業を抑えておくことで、業界のトレンドや最新動向を理解することに繋げることができます。
また、業界のトップ企業を抑えておくことで日本経済の勢力図が分かります。
⑩関連した業界や業種
業界の大枠を掴んだら関連した業界や業種についてもメモしておきましょう!
今見ている業界、業種の他に、興味を持てるものに出会える可能性があります。
自分に適性のある業界を見逃さないようにしましょう!
また、関連する業界を理解することで社会の動きを広く捉えることができます。
以上が就活において業界研究ノートで抑えておきたい項目です!
この他自分で気づいたことや感じたことなどもメモしておくと、自分の判断軸が見えてきて今後の企業選びに活きる可能性がありますので是非やってみてください。
就活のための業界研究の方法とやり方!業界研究ノートのまとめ方と業界研究はいつからどのくらいやるのがベスト?【まとめ】
業界研究は自分に合う企業を見つけるためにも、そういった企業に選ばれるための材料を集めるためにも絶対に必要なステップです。
自己分析を行い自分の企業選びの軸や成し遂げたいことの方向性が見えたら、業界研究に早速取り掛かって下さいね!
早めに取り組んで就活のための業界研究ノートをやり方の通りに是非まとめてみて下さい!
やることが多くて大変ですが、情報収集、対策、選考を並行して実施していく行動量が命運を分けますので頑張っていきましょう〜!!
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